団体名 | 川北神楽団 |
所在 | 安芸太田町加計 |
継承区分 | 芸北神楽(旧舞) |
保持演目 |
(儀式舞) 四方祓・四神・尊神 (能舞) 塵輪・鍾馗・恵比須・八幡・大江山・安達ヶ原・八岐大蛇・神武・天の岩戸・胴の口開 |
明治26年、旧芸北町橋山神楽団より、地元の有志9名によって導入され、上調子神楽組として発足しその後上山(上調子山崎)神楽団としたと伝えられている。明治、大正年間の活動状況等は不明であるが、昭和になってからは活発に各地へ奉納した記録が残っている。戦後はGHQによって拘束され、九州博多まで許可を受けに行ったという。
昭和48年神楽団は創立80周年を迎え、上山(上調子山崎)神楽団を発展的に解消、「川北神楽団」とし、また当時人気の高い新舞の導入を避け、旧舞一筋に維持伝承することを再確認する。
平成5年には、創立100周年には、盛大な祝賀行事を行った。この年の10月には三重県の伊勢神宮への神楽奉納、平成6年の九州小倉遠征等々、平成8年には初めての海外公演ハワイ、ホノルル市へ6日間の特別公演なども経験する。平成10年には、演目指定で「四神」が町の民俗無形文化財に指定される。
また一方近年では、この近郷各地で行われる競演大会への出場も増え、ひろしま神楽グランプリでは、見事旧舞の部で初代グランプリを受賞する。