ー塵輪ー

〈舞人〉
・仲哀(ちゅうあい)天皇
(帯中津彦天皇(たらしなかつひこのすめらみこと))
・高麻呂(たかまろ)
・塵輪(じんりん)

〈採物〉
神:幣,扇,弓矢
鬼:鬼棒

〈解説〉
時は、第14代仲哀天皇の時代。
異国より、数万の軍兵が、日本征伐を企て攻めてきた。
その軍兵の大将軍「塵輪」は、身に翼をもち、雲に乗り虚空を自由に飛び回る神通自在の力を持っていた。
仲哀天皇とその従者らは、天照大神(あまてらすおおみかみ)の御神徳と弓矢の威徳を持って、無事「塵輪」を退治する。
日本の危機を救い、天下泰平、国家安穏、民安全の世を造りあげた仲哀天皇を讃える演目である。

〈豆知識〉
・「人倫」「塵倫」などと表記が異なることがある。
・団体によっては、鬼が3匹、またはそれ以上の数が登場する。
(石見では2鬼、矢上系1鬼、阿須那系では3鬼が一般的)

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